国際中医薬膳管理師の有資格者で、身近な食材を使った手軽な薬膳を提案。野菜ソムリエプロや伝統発酵醸師などの資格も持ち養生ごはんの料理教室を開催。
食材の効果や効能に注目すると、普段の朝食も“養生ごはん”に早変わり。
朝ごはん抜き派も、お茶やホットドリンクを飲むことで体が目覚める。
薬膳とは季節や自分の体調に応じて体を整える料理。生薬だけでなく、食材それぞれに働きがあるとされ、その力で快調な体に導いていく。
薬膳のベースとなる東洋医学では「気(元気=エネルギー)・血(血液)・水(体液)」が大切とされる。3つのバランスをとることで不調を解消する。
乾燥がはじまる秋は、「肺(呼吸器系)」をはじめ体を潤すとされる「白い食材」を取るとよいといわれる。“万能薬膳タレ”を作って、季節の養生食材にサッと加えて、手軽に秋の体を労ろう。
・お好みの柑橘果汁…100ml
・醤油…90ml
・黒酢…10ml
・クコの実…5g(約30粒)
・ナツメ…2個(砕いて種を取り除いたもの)
ボウルに全ての材料を入れ混ぜ合わせる。1時間以上置いて完成
・練りゴマ(白)…大さじ3
・ピーナッツバター…大さじ2
・松の実…大さじ1
・醤油…大さじ1と1/2
・黒酢…大さじ1
練りゴマとピーナッツバターに、醤油と黒酢を加えてのばし、最後に松の実を加えて混ぜ合わせる
山芋の皮をむき、短冊切りにしてポン酢をかける。千切りにした大葉とクコの実を飾る
大根はピーラーでリボン状にする。昆布だしにくぐらせ、ポン酢をつけてしゃぶしゃぶ風に味わう
蓮根を薄切りにして酢水でさっと茹でる。ゴマダレで和え、大葉と糸唐辛子を添える
茹でた里芋に、すりゴマ(白)を加えたゴマダレをのせる。小ネギを散らす
・練りゴマ(白)…大さじ3
・ピーナッツバター…大さじ2
・松の実…大さじ1
・醤油…大さじ1と1/2
・黒酢…大さじ1
練りゴマとピーナッツバターに、醤油と黒酢を加えてのばし、最後に松の実を加えて混ぜ合わせる
蓮根を薄切りにして酢水でさっと茹でる。ゴマダレで和え、大葉と糸唐辛子を添える
茹でた里芋に、すりゴマ(白)を加えたゴマダレをのせる。小ネギを散らす
・お好みの柑橘果汁…100ml
・醤油…90ml
・黒酢…10ml
・クコの実…5g(約30粒)
・ナツメ…2個(砕いて種を取り除いたもの)
ボウルに全ての材料を入れ混ぜ合わせる。1時間以上置いて完成
山芋の皮をむき、短冊切りにしてポン酢をかける。千切りにした大葉とクコの実を飾る
大根はピーラーでリボン状にする。昆布だしにくぐらせ、ポン酢をつけてしゃぶしゃぶ風に味わう
頑張ることなく、暮らしに気軽に取り入れる薬膳のコツをご紹介。不調を感じる前に、秋の体をケアしましょう!
「薬味」は薬膳の食材として優秀なものばかり。ネギ(体を温める)や大葉(気を巡らせる)、生姜(体を温める)、黒ゴマ(体を潤す)など体によい効果もさまざま
角切りにした大根を蜂蜜(※)に漬けるだけ。消化を助け、体を潤すとされ、滋養強壮にも。そのまま舐めたり食べるほか、お湯割りもおすすめ
※乳児ボツリヌス症にかかることがあるため、蜂蜜は1歳未満のお子様には与えないでください。詳細は厚生労働省HPを参照してください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html
ナッツやいりこなどを混ぜ合わせ小腹が空いたときにつまむ。クルミはアンチエイジングによいとされ、脳も健やかに保つといわれる
・紅茶ティーバッグ…1個
・熱湯…50ml
・牛乳(豆乳)…150ml
・カルダモンパウダー…小さじ1/2
・クコの実、レーズン…各5個
・蜂蜜(※)…適量
①マグカップにティーバッグを入れ熱湯で紅茶を濃いめに淹れる
②①に牛乳、クコの実、レーズンを入れ電子レンジ600Wで90秒加熱
③カルダモンパウダーを入れ混ぜる。お好みで蜂蜜を加える
※乳児ボツリヌス症にかかることがあるため、蜂蜜は1歳未満のお子様には与えないでください。詳細は厚生労働省HPを参照してください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html
薬膳には「一物全体」という言葉があり、これは食べ物全体に栄養があり、無駄なく取ることでバランスがとれるというもの(フードロス削減にもつながる)。また、地元の旬のものを取ることが栄養価的にもよいとされる。薬膳を取り入れることは環境にも貢献できるといえる。