鹿児島県の本土西部。白浜「吹上浜」、霊峰「冠岳」も有するなど海、山、そして温泉の魅力にもあふれた市。江戸期は宿場町、後にマグロの遠洋漁業の拠点としても栄えたことを背景に、鹿児島らしい豊かな食文化も根付く。中でも再注目されているのが芋焼酎。実はここ、焼酎王国鹿児島でも随一の酒蔵密集地。「大和桜酒造」の若松徹幹さんを中心にしたムーブメントが話題を集めている。若松さんは家業を継ぐため20代後半に東京からUターン。広告関係の仕事をしていた経歴を生かし、異業種とのイベントや海外にも焼酎を売り込むなど“気鋭の蔵人”として業界を引っ張ってきた。そして今改めて感じているのが“地域、人とのつながり”の大切さ。「“こだわり”は当たり前で、大事にしたいのは“つながり”“かかわり”。若者の酒離れも取り上げられる中で、焼酎業界全体で一本の矢になるべき」と若松さん。今年1月には、他酒蔵と共に「焼酎ツーリズムかごしま」に参加するなど地元を盛り上げる活動に積極的だ。「やはり我が町はすばらしい。焼酎と環境に惚れ込んで移住してきた友人もいますし、訪れる外国人も増えてきました。特にベイエリアの発展には要注目です」と見どころを語る。
かめ壺で仕込む製法は150年以上前の創業当時のまま。糖質のない“次代の蒸留酒”としてアメリカ、韓国、フランスでも注目を集める。
住所/鹿児島県いちき串木野市湊町3丁目125
電話/0996-36-2032
https://yamatozakura.com
デザイナー、故・大高重治さんがラベルをデザイン。芋焼酎のソーダ割をいち早く推し、料理とのペアリングも提案。
東西250m、南北約100mの小さな島にあるパワースポット。海に映える朱塗りの太鼓橋を渡って行くことができる。
住所/鹿児島県いちき串木野市西島平町410
電話/0996-32-5256(いちき串木野市総合観光案内所)
昭和2年から続く醤油蔵。白壁造りの直売所には鹿児島特有の“甘い”醤油が並ぶ。しんこ団子、醤油ソフトクリームなどはイートイン&テイクアウトOK。
住所/鹿児島県いちき串木野市大里5565
電話/0996-29-5898
営業/10:00~17:00
休み/木曜
https://sakurakaneyo.com
小高い丘の上にあり、レンガ調の建物が印象的な一軒家カフェ。陽光が差し込む明るい店内で、ネルドリップのコーヒーやマンゴーパフェ(750円)も人気。個室も備え子連れも利用しやすい。
住所/鹿児島県いちき串木野市湊町1846
電話/070-4781-0035
営業/10:00~18:00(LO17:00)
休み/月曜、第1・3・5日曜
@dcafe0415
2022年4月にホテル棟が加わり、施設がより充実したグランピングリゾート。海辺のトレーラールームやテントルームにはすべてBBQ棟を完備。宿泊者は隣接する温泉施設を無料で利用できる。
住所/鹿児島県いちき串木野市湊町1-101
電話/050-5530-3179
休み/なし
https://ff-h.jp
いちき串木野市のご当地グルメ
「串木野まぐろラーメン」
マグロをダシや具材に使ったいちき串木野市のご当地ラーメン。市内6店舗で販売
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